2011年1月31日月曜日

NTTエンジェルノート ANGEL NOTE

(^x^)こんばんは。MANIERAです。

NTTが20年くらい行っていた電話番号検索サービスAngel Lineが 2011年1月31日で終了になるそうです。
AngelLineは、PCに専用ソフトを入れて、使うサービスです。

これとは別に、エンジェルノート(ANGEL NOTE)という専用端末を希望者に無料で貸与していました。
こちらも同時にサービスが廃止になり、最近NTTが機器の回収をしているようです。^^

職場に使われなくなったエンジェルノートがあったので、
サービス終了直前ですが、紹介したいと思います。





01
NTTの番号案内情報検索装置、エンジェルノート(ANGEL NOTE)と、付属のACアダプターです。


ベース部: 横200mmx縦230mmx厚さ35mm
(足、ギザギザ部含む)
モニター部: 横200mmx縦130mmx厚さ20mm
液晶画面: 100mmx76mm
重量: 1.13kg
全て実測値。






02
デザインは、イタリアの著名デザイナーの
エットーレ・ソットサス(Ettore Sottsass 1917-2007)です。

ベース部分の後方にはギザギザの処理がありますが、樹脂なので放熱機能はないと思います。
ちなみに、ここに鉛筆を置くと転がらなくて便利です。^^






03
モニタ部は全開と全閉の間で、カチカチとクリック感があり、11段階の位置で止まります。






04
全開時の状態です。






05
キーボードは、カタカナ50音順です。英数字のボタンを押すと、
英数字入力モードになりますが、QWERTY配列ではなく、
アルファベット順の配列のため、非常に使いづらいです。^^;






06
後面にスイッチと電話線のソケットがあります。






07
下面の四隅にゴム足があり、中心線上に木ネジに引っ掛けられるフックがあります。
壁掛けの時は写真04のように全開にします。

下の方にはスピーカーがありますが、通話用ではなく、
回線接続時の音が聞こえるだけのようです。


ラベルには下記のように書いてあります。
----------------------------
認定番号
S90-3122-0
番号案内情報検索装置
ANGEL NOTE
日本電信電話株式会社
アンテナ-ソウチ-<2> 8VA
仕210064号       453
1990.10 NO. *****
故障の場合は最寄の営業所へ
*****は実際はシリアル番号です。
----------------------------





08
モニタ部の天板にはNTTのマークがあります。
樹脂部は全て無塗装で、成形色をそのまま使用しています。






09
電源アダプターです。

入力AC 100V 9VA 50/60Hz
出力DC14V 300mAです。

MITUOKA D.Sとだけ書いてあって、生産国は書いてないですが、
多分日本製でしょう。

幅52.5mmx奥行85mmx高さ43.7mm(実測)






10
白い線の差込口にLINEと書いてあり、ここに、モジュラージャックからの電話線を差し込みます。
電源アダプターからは4芯の電話線と同じ線が出ていて、これ一本で、電話回線と
電力の供給をまかないます。






11
OFF ONがスイッチ、DC14VにACアダプターからの線を入れます。
上述のように、これ1個に電話ラインと電力ラインが入ります。

TELというのはここに電話機を繋いで、Angel Noteをダイヤラーとして利用できるようです。
10 20 PBの切り替えスイッチは、10,20がパルス回線用、PBがプッシュ回線用です。
右端に穴(?)があってシールで塞いでありますが、詳細は不明です。






12
では、電話番号を調べてみましょう。
スイッチを入れて少しすると、この様な画面が表示されます。






13
番号情報センターと通信するには、右端の「センタ」というボタンを押します。
三角マークはBackSpaceキー、四角はスペースキーだと思います。
「確認」キーは、Enterキーに相当します。







14
すると、ピポピポと電話をかける音がします。
それからFAX回線のような、ピー・ガガガーという音がします。
左端にある「音量」というツマミは、この音の音量の調整です。

隣の「明るさ」というツマミは、画面の明るさを変更します。
実際は、反射型液晶でバックライトも無いので、
「画面の濃さ」の方がしっくり来ます。






15
「番号情報センターに接続中です。少々、お待ち下さい。」と表示されます。






16
接続中は、通信中の赤いLEDが点きます。
隣の英数字のLEDは、英数字ボタンを押した時に点燈します。






17
サービスメニューが出ました。
カーソルキーで項目を選んで、「確認」キーを押します。
今回は、「企業・公共機関」を選んでみます。






18
検索内容の画面です。条件検索のような感じで、入力します。
全てを入力する必要はありません。会社名と市だけ入力して、
カーソルで「実行」まで移動して、「確認」キーを押します。






19
すると候補がいくつか出てきます。
最下段の「下位組織」を選ぶと、表示されている会社の選択画面になります。

下位組織が無い場合は、この画面に直接電話番号が表示されます。






20
NTT東日本の下位組織を選ぶと、料金問い合わせ受付センターの番号が表示されました。
回線使用料と別に検索料金もかかります。繋げたままだと、電話代がかかるので、
「中止」ボタンを押して回線を切りましょう。

たぶん、ここでメニューの「実行」を押すと、接続しておいた電話機で
この番号に電話がかかるのではないかと思います。

***

電話帳の機能もあるようでしたが、
マニュアルが無かったので、とりあえず分かる範囲で使用してみました。^^



(^x^)おしまい。





*******




東京・六本木、東京ミッドタウンの庭にある 21_21 DESIGN SIGHTにて、
「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展」が開催されています。

このエンジェルノートが展示されているかは分かりませんが、
興味のある方は、訪れてみてはいかがでしょうか。^^



■ 倉俣史朗とエットレ・ソットサス展 ■

入場料:一般1000yen、大学生800yen、中高生500yen、小学生以下無料
会期:2011年2月2日から5月8日まで
時間:11:00-20:00(入場は19:30まで)

  http://www.2121designsight.jp/program/krst/