2010年7月15日木曜日

Olympus E-3の落下と修理&レンズフードの緩み止め


(^x^)こんにちは。MANIERAです。

デジタル一眼レフカメラのOlympus E-3 を、不注意から落下させてしまい、
修理に出したので、紹介します。これから修理を考えている方は参考にして下さい。

後半(写真13~)では、緩くなったレンズフードの対処方法を紹介します。









***** Olympus E-3の修理 *****




E-3を買って、そろそろ一年になろうかというある日、
コンクリートの階段にて、鞄からカメラを落としてしまいました。;;

カメラは、聞いた事のないような、ゴッ、ゴッ、ゴッ、という鈍い音を立てて、
階段を5~6段 転げ落ちて行きました...。TT

慌てて、チェックすると...


01
液晶ヒンジの上側の樹脂カバーが割れました。 ;;






02
レンズの先端部分の樹脂部分も割れました。 TT
レンズ自体は無事のように見えます..。

レンズフードは傷だらけですが、機能的には問題無いようです。






03
ボディーのロゴの横の角部が擦れて、塗装が少し剥げました。






04
その他には、ボディーの底面の角に少し凹みができただけでした。
樹脂部品は別として、マグネシウムボディーは、さすがに丈夫なようですね。^^


撮影してみると一応問題がないようですし、お金が無くて、なかなか修理に
出せませんでしたが、防塵防滴なのに埃や水が入ったりすると嫌なので、
仕方なく修理する事に..。






05
webの情報では、OlympusのZUIKO CLUBのプレミア会員になると、
修理料金が30%OFFになるとの事。
(修理料金からの割引。送料、代引手数料には適用されない)

ざっと計算すると、入会金+年会費の3675円を払っても、
入会した方が お得な計算になるので、プレミア会員に申し込みました。
☆ Zuiko CLUBは、2010年7月1日に名称を フォトパス(Fotopus)に変更。

オンラインで入会した翌日に、オンラインで修理依頼をしましたが、
問題なく 30%引きが適用されました。

発送は、ピックアップサービスを選択したので、その翌日に運送会社の人が
引き取りに来て、梱包もしてくれたので、全く手間要らずです。

因みに、クラブのカードは後から封書で届きましたが、
結構薄くて、思ったよりもペラペラなカードでした。^^;




*******



発送の翌日には、オンラインで見積もり金額や修理状況が確認できましたが、
この時は、システムの不調で、一部の見積り金額が表示されなかったので、
八王子の修理センターに電話して、FAXで下記のような見積もりを貰いました。



---------見積もり書概要---------


OLYMPUS E-System Body E-3 (カメラ本体)

修理ランク: 普通修理
※ ショック品のため補償期間内ですが有償となります。


修理工料:   10,500円
交換部品代:   100 円
会員割引:  ▲3,180 円
ピックアップ料金:  0 円
合計:      7,971 円(税込)


不具合内容
ショック ***
モニタ可動部 破損: 交換致します
各部点検:        実施致します

部品名      個数    価格
液晶部品       1    100円




ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 (レンズ)

修理工料:   6,900 円
交換部品代:  2,000 円
会員割引:  ▲2,670 円
ピックアップ料金:  0 円
合計:      6,641 円(税込)


不具合内容
外観破損:   交換致します
各部点検:   実施致します

部品名       個数    価格
ヘリコイド部品    1    2,000円


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よって、修理費用は、合計14,432円 でした。











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06
当初は、修理期間10日間の見積もりでしたが、無理を言って「大至急」で
お願いしたので、発送後7日目に「パソコンポ」の代引きで届きました。






07
「パソコンポ」とは、日通(nittsu)が特許を持つ輸送用ケースです。
http://www.nittsu.co.jp/sora/express-high-speed/precision.html


上の写真のように、2枚の特殊フィルムの間に品物を挟んで、
空中に浮かせ、衝撃が直接加わらないようにした物です。
実際には、エアキャップで包まれた品物がフィルムの間に挟まれていました。






08
綺麗に直りました! レンズで交換した部品は、
「ヘリコイド部品」でパーツ代は2,000円でした。






09
ボディーの塗装の剥げた所も、綺麗にタッチアップしてくれたようで、
全然傷が分かりませんね。






10
液晶ヒンジカバーは交換になりました。部品代は、100円でした。^^
因みに、カメラの設定は初期状態に戻っていたので、設定し直す必要があります。






11
レンズに付けていた保護フィルターは割れませんでしたが、枠が歪んでしまい、
もう取り付けできません。 かなり強い衝撃が加わったようです。






12
ただ修理するだけでは悲しいので、ついでにファインダースクリーンを
方眼スクリーンに変えてもらいました。 (修理とは別料金です)

上は最初に付いていたスクリーンで、下は方眼スクリーンのFS-3です。
左上にあったファインダーのゴミも取れて綺麗になって良かったです。

部品代は4500円(税別)、工賃は1,500円(税別)です。
☆ プレミア会員なら ここから30%引き。

これで少しは、撮影時の画面の傾きが減るかも。^^;











***** レンズフードの緩み止め *****




13
落下以前から、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5
LENS HOOD LH-70の 摺動部が磨り減って、かなり緩い状態になっていました。

最近は、撮影時に いつの間にかフードが回転していて、ともすると
画面にフードの一部が映りこむ事態が発生して困まっていました。
簡単な対策方法を思いついたので、ちょっと試してみましょう。






14
セロテープを細く切ります。
3MのScotch メンディングテープ(Mending tape)のような
表面が艶消しで、さらさらしたテープが適度に滑るので良いと思います。






15
ピンセットで慎重に貼り付けます。 もう片方の手で細いドライバー等を
使って、一端を押さえたりして補助すると良いでしょう。

さらに、フードが転がらないように、両面テープなどで、
一時的にテーブルに固定すると作業し易くなります。






16
上の写真のように、手前側の溝の中、低い凸形状の付近にテープを貼りました。
溝一周で、低い凸が3箇所あるので、テープを各々一枚ずつ貼りました。

溝の幅は1箇所が1.2mm程度、2箇所が2mm程度だったので、
溝に収まるように、場所によって、テープの幅を変えてカットしました。

1箇所ごとに1枚ずつ貼ってから、試しにフードをレンズに付けてみると、
ちょうど良い感じで、装着出来るようになりました。

大して費用もかからないので、新しくフードを買う前に試してみる価値はあると思います。^^




(^x^)おしまい。