2020年5月24日日曜日

マクファーレン・トイズ AKIRA 金田のバイクとフィギュア

(^x^)こんばんは。MANIERAです。
 今回はちょっと古いAKIRAのフィギュアを紹介します。




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マクファーレン・トイズ製のAKIRAの金田正太郎とバイクのフィギュアです。

カナダ人のトッド・マクファーレン(Todd McFarlane)は
「スポーン」などのコミックの作者で、1994年に
アクションフィギュア等を製造販売する同社を設立しました。





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ちなみに映画の方は、4月24日に、AKIRAの4KリマスターのUHDブルーレイが
発売されたり、オリンピック等の件で、また話題になっています。






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4KリマスターUHDブルーレイを購入して、久しぶりに見ましたが、今見ても斬新な映像で、
演出、編集共にとても丁寧に作られています。重量や慣性力を感じさせるバイクの動き、
水や風の表現も素晴らしい。音楽・音響もすごく良いです。






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マクファーレン・トイズ製のAKIRAの金田のバイクは、ブリスターパッケージのバイク単品と、
金田がバイクに乗車している箱入りの2種があるようですが、これはバイク単品のバージョンです。

両者は少々デザインが異なり、イスの高さやステップ付近の形状などが違います。
箱入りの方のデザインは、金田を乗車させるための形状変更と思われ、
映画の設定画とは少し異なる印象を受けます。

※ここでの映画の設定画とは、2002年講談社刊の「アキラ・アーカイヴ」の バイクの項目を指します。
「akira bike archive」でGoogle画像検索すると、いくつか出てくるかと思います。






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サイドビューです。ちょっと長めですが、結構、設定画の雰囲気は出ていると思います。
但しイスのクッションは折れのないツルンとした1枚物になっています。

大きさは実測で全長260mm、全幅66mm、全高96mm、重量251gです。
下記の諸元の全長で計算すると、スケールは 1/11.33になります。

<設定上のバイクの諸元>
全長 2947mm/ 全高 1171mm(シールド含)/ 全幅 831mm/ シート高 340mm/ 乾燥重量 154kg/
タイヤサイズ:前輪18インチ、後輪19インチ/ 発電機:常温超電導/ 最高発電量 83kw 12500rpm/
最大電圧 1200V/ 最高速 243km/h






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リアクォータービューだと意外にも各部丸みのある造形です。
設定では2輪駆動、2輪操舵システムを有する最新型超電導バイクとしか書いておらず、
映画でも漫画でも作品中ではバイクのメーカーについての言及はなかったと思います。

映画版では、カウルにBMWのステッカー(但し色が違うような..)が貼ってあるので、
ひょっとしたらBMW社製なのかもしれません。






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フロントカウルは、映画と同様に上にはね上げられます。

<設定上の主要装備>
オートナビシステム、前方確認用レーダー、CDプレイヤー、ネオハロゲンレーザーライト、
アンチロックブレーキ、パワーサポートステアリング






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右側面です。カウルのステッカーは左右とも、大人の事情なのか、
メーカーロゴなどが別の単語や模様に差し替えられています。






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リアクォータービュー(右側)です。
リアサスは片持ちタイプなので右側はシンプルです。






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フロントビューです。前輪の球状カバーは、ちょっと歪んで、
下の隙間が広がってしまっています。

設定画の断面ではホイール側と球状カバーの双方にモーターの磁石があって、
その間で超電導現象の放電で緑に光るような記述があります。

ブレーキに関しては何も描いてなくて球状カバーに冷却穴もないので、
普通のディスクブレーキではなくて電磁ブレーキか何かなのかもしれません。






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フロントクォータービューです。 クランクケース(?)が、かなり張り出しており、
最低地上高も低いので、実際には殆どリーン出来ない感じがします。

ウィンドシールドは元々透明でしたが、経年変化で飴色になってしまいました。






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可動式のスタンドが付いていますが、殆ど効いていません。






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底面です。底にもモールドがされています。






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ステップの下に、下記のような刻印があります。

(C) 2000 Mash/Room Co.,Ltd.
McFarlane Toys 2000
Made in China






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リアタイヤ前側に3つの凹みがあります。

設定では、前後輪はモーター駆動で、動力源は常温超電導の発電機なので、
機構的には、いわゆるシリーズハイブリッド形式と思われます。

もしかすると、この凹みはマフラーなのかもしれません。 漫画の方では
一番下の凹みあたりの位置から排気が出ていたような気がします。






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フロントカウルを上げるとフロントサスやミラーの裏側などが見えます。

センターコンソールは、設定では、上からCDオーディオ、ナビ画面、
半球がマップジョグル、その右がキースイッチ、一番下が小物入れです。

設定ではミラーの近くの「IMMIGRANT」の Tの字付近のカウルにウィンカーが
あるはずですが、この模型では省略されています。






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カウルオープンの機構部は設定と似た感じのリンクが付いています。

メーターは設定画では、上からモーター回転レベルメーター、
電圧レベルメーター、バッテリー計、スピード表示です。

ちなみにこの模型のレベルメーターは棒グラフではなく、
BG60TPとかPB20TP、BG60TP R40TP等の 謎の文字が印刷されています。







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フロントサス部分はシルバーのドライブラシが施されています。

ステアリング形式は、当初はハブセンターステアリングだと思っていましたが、
カウルなしの映画の設定画を見ると、どうも片側2本ずつのテレスコピック式のようで、
しかもそれが平行リンク的に動きそうにも見えます。






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バイクと金田のフィギュアを並べてみました。






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ちなみに、漫画版と映画版ではハンドル周りが結構違っていて、
映画版では四角いメーターの横からグリップが付いていますが、
漫画版では車体からグリップが生えていて、さらにメーターの形状が違います。





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バイクの大きさに対して、少し金田のフィギュアが大きいような感じで、
多分座れないような気がします。各々単品売り商品なので、
スケールが同一ではないのかもしれません。






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AKIRAの最初のポスター風なアングルも撮ってみました。
では、次は金田君を見ていきましょう。






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AKIRAの金田正太郎のフィギュアの正面です。実測で全高170mm、重量126gです。
設定では身長164cm、体重52kgの16歳で、計算上ではスケールは 1/9.65になります。

製品はブリスターパッケージでバイクとは別の単品販売です。
レーザー銃は最初から肩から下げていましたが、
ショルダー式バッテリーとゴーグルはバラでパッケージされてました。






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左側面です。腕は肩の所で回転できます。
レーザーのケーブルはビニールチューブ製です。






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背面です。設定より足が長くて、かなりスタイル良くなってる気がします。
レーザー銃のスコープ位置が、設定に対して左右逆だと思います。





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右側面です。重心が前のめり気味で、前に倒れやすいです。
太ももの切れ目で足が回転出来ますが、これ以外の位置だとすぐ転びます。






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海外製ですが、髪型や顔の再現度は、意外に良いと思います。
多分PVC製で革ジャンは柔らかく、少しめくると緑色のシャツがよく確認できます。
経年の為か、ちょっとべたべたしてきています。少し顔色悪いのも経年変化かも。






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ジャケットの金具とかグローブとか細かい所まで良く出来ています。バッテリーのケーブルは
購入者が指の輪の中を通してレーザーのグリップ下に差し込んで組み立てます。






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特徴的なグラフィックの革ジャンの質感も良い感じです。






30
右足の裏には
McFarlane Toys 2000
Made in China
と刻印されています。






31
左足の裏には
(c)2000 Mash
Room Co.,Ltd.
と刻印されています。






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4K UHDブルーレイのジャケットと似たアングルで撮ってみました。

映画は4月上旬にIMAXで上映されたようですが、
コロナ騒ぎで結局行けませんでした。
コロナが収まったらぜひ再上映して欲しいです。



(^x^)おしまい。